ロボット活用事例

建設部品の外観部溶接工程にロボット導入

建設部品の外観部溶接工程にロボット導入

企業種別:中小企業
業種:金属製品
導入目的: 熟練技能のロボット化 労働生産性の向上
用途: 溶接
  • 高度な技術をもった熟練作業者しかできない外観部溶接工程にロボットを導入。
  • 4時間の工程を1.5時間に短縮することに成功。
概要
 生産拠点付近の過疎化が進み慢性的な人手不足である。更に、高度な溶接技術や、労働力の減少で現状の技術力を維持することが非常に困難である。
 今回、高度な技術をもった熟練作業者しかできない外観部溶接工程にロボットを導入した。
 当溶接工程は、1製品に2ヵ所、4時間人間が単調作業を行い、更に超音波探傷検査をクリアする必要がある為、高度な技術が必要となっているが、ロボットを導入することにより、1.5時間にすることに成功した。これにより、外観溶接部ラインの70%が自動化された。
 事前にコベルコ建機へロボット導入の視察や、ヒアリングを行い、ロボットの選定や方法の下準備を十分に行ったため、ロボットを的確かつスムーズに準備することが出来た。
導入前

熟練作業者が1品ごとに手作業でしか製作できない高度な溶接技術が必要
導入後
 
腕の良い、限られた熟練作業者しか溶接できない作業をロボットで対応

ラインでは製作できない10mの品物を熟練作業者との融合作業で1mm単位で製作

外観部の約7割をロボットが溶接し、ロボットにはできない部分を熟練作業者が完成
導入企業 ロボットシステムインテグレータ ロボットメーカー
(株)江波工作所 (株)江波工作所
(株)安川電機
ロボット名:
MOTOMAN-MA2010
労働生産性 1.5倍
   人数  4人 -> 3人
 労働時間  8時間 -> 6時間
 生産量  3個 -> 5個
その他の効果 生産の柔軟性向上, 品質の向上
事業規模 11.9百万円