ロボット活用事例

パン生地の焼型への投入工程にロボット導入

パン生地の焼型への投入工程にロボット導入

企業種別:中小企業
業種:食料品
導入目的: 省人化、省力化 品質の向上・安定化
用途: 食品加工
  • 柔らかくしっとりとした生地食パン焼型へ投入する工程にロボットを導入。
  • 活きている製パン生地をロボットで掴み、狭く深みの有る食パン型に整列させる業界初の実証。
概要
 生地投入作業は手作業で行われてきた、パン生地ならびに工程の性質上、製パン業において自動化は難しいとされていた、発酵させた生地を分割し食パン焼型に生地を入れる工程をロボット導入による自動化に挑戦した。
 イースト菌で成長過程にあり膨脹形状変化し、活きている製パン生地をロボットで掴み、狭く深みの有る食パン型に整列させる事は業界初の実証である。
 柔らかくしっとりとした生地は手作業でしか掴めなかったが、ロボットのハンド部の形状、材質、剥離性の向上により自動化に成功した。また、パン生地環境・生産環境を一定に保つ事もポイントであった。
 これにより、省人化効果はもちろん、自動化による一定環境生産による醗酵食品品質の安定化及び人由来の異物(毛髪等)混入予防効果も実現することができた。
導入前

全景
導入後
 
全景

ロボットエリア

ロボット充填
導入企業 ロボットシステムインテグレータ ロボットメーカー
(株)エコグリーン埼玉 福島工業(株)
(株)安川電機
ロボット名:
MOTOMAN-MPP3H
労働生産性 3.3倍
   人数  5人 -> 1.5人
 労働時間  14時間 -> 14時間
 生産量  14000個 -> 14000個
その他の効果 品質の向上, 過酷作業の代替/支援
事業規模 65百万円