ロボット活用事例

歯車の加工前の洗浄と加工後の油切り・洗浄をロボット化

歯車の加工前の洗浄と加工後の油切り・洗浄をロボット化

企業種別:中小企業
業種:金属製品
導入目的: 省人化、省力化 品質の向上・安定化
用途: ハンドリング 搬送 洗浄
  • 歯車加工における、歯切から焼入前のシェービング工程にロボットを導入。
  • 人手に頼っていた洗浄作業のロボット化を実現。
概要
 歯車の品質を担保するのに欠かせないシェービング(歯面の表面仕上げのひとつ)前の洗浄を、これまでは人手に頼っていたが、人手による作業時間を短縮し、併せて打痕といったヒューマンエラーの防止、作業環境の改善を図る目的で導入。
 同作業の代替に加え、シェービング後の油切り・洗浄もロボットによって実現。
 これにより、洗浄作業を2人から1人へ省人化。作業時間も半分となった。さらに、直近の不良品発生率はゼロであり、作業者の健康衛生上の問題も発生していない。
 ロボット導入に伴い、改めて自社の作業工程の見直しを行うことができ、更なる効率化、作業環境の改善に取り組むきっかけとなった。
導入前

ワークを人手により洗浄後、自動搬送システムにセットし、シェービング盤にて加工
導入後
 
シェービング前にロボットでワークを洗浄。キリコを取り除く

シェービングの加工後、油切りをし再度洗浄を行う

洗浄を行い、キリコを除去する工程が革新的な要素である
導入企業 ロボットシステムインテグレータ ロボットメーカー
(株)柏原歯車製作所 (株)ナチシステムエンジニアリング
(株)不二越
ロボット名:
MC20-01-FD11
労働生産性 1.3倍
   人数  2人 -> 1.5人
 労働時間  2時間 -> 1時間
 生産量  個 -> 個
その他の効果 衛生環境の向上
事業規模 5.6百万円