ロボット活用事例

加工機への加工前製品粗材の搬送/投入工程にロボット導入

加工機への加工前製品粗材の搬送/投入工程にロボット導入

企業種別:大企業
業種:金属製品
導入目的: 省人化、省力化 過酷作業の代替/支援(精神面)
用途: ハンドリング 搬送
  • エンジン部品の加工前粗材を切削加工機のワークストッカーへ投入する工程にロボットを導入。
  • ヒト型ロボット及びAGVを組み合わせて、ヒトの行っていた作業をそのまま再現。
概要
 エンジン部品(ロッカーブリッジ)の切削加工ライン(加工設備4台構成)において、現状は作業者が各設備間を移動しながら実施している各加工機に其々付属する治具式ワークストッカーへの加工前粗材の投入工程にロボットを導入し、省人化を図った。併せて、ヒトとロボットが協働する革新的な作業空間の創出を目指した。
 双腕ロボットとAGVを使用して当該工程の自動化を行った。双腕ロボット及びAGVの仕様から、粗材積載数・粗材投入サイクルタイムAGV移動速度等を事前検証(シュミレーション)を行い、これに基づいてシステムを構築した。
 結果、目標だった2秒/個より、0.5秒/個早く給材することができ、これにより、日当り作業削減時間は目標の62.8分/日に対して、82.5分/日となり、目標を上回った。
導入前

人がワークをセットしていた
導入後
 
ロボットがワークを搬送する

ロボットが扉を開閉する

ロボットがワークをセットする
導入企業 ロボットシステムインテグレータ ロボットメーカー
日本ピストンリング(株) THKインテックス(株)
カワダロボティクス(株)
ロボット名:
NEXTAGE
労働生産性 1.99倍
   人数  1人 -> 1人
 労働時間  2.75時間 -> 1.38時間
 生産量  3300個 -> 3300個
その他の効果 過酷作業の代替/支援
事業規模 22.4百万円