ロボット活用事例

地場産業の角のみ素材加工工程にロボット導入

地場産業の角のみ素材加工工程にロボット導入

企業種別:中小企業
業種:金属製品
導入目的: 労働生産性の向上 省人化、省力化
用途: ハンドリング
  • 地元の地場産業である産業用刃物の加工工程にロボットを導入。
  • 職人不足による不安定な稼働状況を解消、生産性も大幅に向上。
概要
 地元の地場産業業界では職人の高齢化や少子化により生産人材不足が慢性化しており、自社の生産稼動も非常に不安定な状態であった。
 こうした時代の変化に対応し、地場産業を維持・発展させていく取組みとして、ロボット導入を行った。
導入前の対象生産ラインは各加工工程ごとに加工工程が分かれており、ワークの搬送を手作業によって行っていた。
 本事業では従来の加工工程を見直し、ロボットがあるからこそ可能な工程内容に更新し、ワークの搬送をロボットで行うことで、設備の無人稼動化に取り組んだ。
 結果として、人員の削減、生産性の向上、専有スペースの削減を実現できた。
 ただし、完全無人稼動のためには計測システムの計測方法や切粉処理について改善する必要がある。
導入前

全体図
導入後
 
全体図

稼働中の状態

ワークストッカー
導入企業 ロボットシステムインテグレータ ロボットメーカー
(株)中橋製作所 宮脇機械プラント(株)
川崎重工業(株)
ロボット名:
RS30N
労働生産性 21.25倍
   人数  1人 -> 0.3人
 労働時間  8.5時間 -> 2.5時間
 生産量  個 -> 個
その他の効果 生産の柔軟性向上, 過酷作業の代替/支援
事業規模 18百万円